アイロンの選び方・・・FAQ集

アイロンの選び方

頻繁に買い換えるものではないので、決め手に迷うようです。ご参考までに。


:::重さが大切:::
まず最初に確認すべきことは「重さ(重量)」です。
シーツやYシャツなどにアイロンかけるのに、 重たいアイロンのほうがビシッ!とかかります。
洋裁をする人に重要な地直しもしやすくなります。
そういうものにアイロンをかけないひとは、 軽いアイロンでも良かったりします。

洋裁用に使うのであれば1.5キロ前後が良く、できれば1.3キロは欲しい。最低1.1キロ。
アイロンは生地の上を滑らすか、体重をかけて使うものです。
持ち上げて使う機会は限られていますので、実際に使う時には全重量の負荷はありません。


:::消費電力:::
1200wか1400wが一般的だと思います。
1400wが良いですが、頻繁にブレーカーが落ちる家庭の場合は1200wが安心です。
消費電力の差は「トースター」「オーブン」「電子レンジ」と同じです。
パワーがあるほうが早く調理できます。

他には消費電力が低くても、アイロン面の材質が温度を保ちやすいものでしたら、
温度が上がるまでには時間が掛かりますが、一度上がれば下がりにくいです。


:::スチーム機能は必要?:::
一般的な家庭アイロンには必ず付いている機能です。付いてないアイロンのほうが珍しくなっています。
アイロンによって「スチームの量」や「スチーム圧」に差がありますが、これは本体価格に比例することが多いです。
ですが「霧吹き」で代用できることが多いですから、一番のチェック項目ではありません。
アイロンの値段を抑えたい場合は、いい霧吹きを用意する。それでも十分です。


:::コードレスって便利?:::
コードが邪魔にならなくて便利ですが、弱点があるので注意すべき項目です。
シーツや地直しなど、広い面積にアイロンをかけることが多い人は、コードレスは不便に感じます。

地直しの作業を想像してみてください。一枚の地直しに何分かかりますか?
5分?10分?地の目が激しく曲がった生地はもっとかかります。

高温でスチームをかけると、すぐにアイロンの温度が下がってしまいます。
地直しの作業中に温度を上げるために、何度もアイロンをセット(温め台)に置くことになり、
そのたびに作業を中断することになります。

大きな生地に高温でスチームをかけない人には便利なコードレスですが、
洋裁をしない人、シーツにアイロンをかけない人、時間に余裕がある人向きと言えます。


:::表面の特殊加工って?:::
「滑りが良い」「焦げ付きにくい」などの加工が一般的です。
特殊加工にはそれなりの効果がありますので注目すると良いですが、それぞれの手入れ方を確認しましょう。
やってはいけないことをすると、アイロンの寿命を縮めてしまいます。

けれども特殊加工にこだわる必要もないのも事実です。
クリーニング屋さんなどで使用するプロ用のアイロンは、昔ながらのアイロンです。特殊加工はありません。
これは表面加工はいつか劣化するからです。
手入れのほかにアイロンの使用頻度によっても、表面の特殊加工の長持ち度が変わります。

アイロンの加工に頼らずとも、他のもので同じ効果を得るものがあります。
「滑りがよくなる液体や布」が売られていますので、それらを使っても良いでしょう。


:::安定感:::
アイロンをかけている途中でアイロンを立てて置くことがあります。その時の安定感です。
アイロンを立てておこうとして倒れた経験はありませんか?
最悪はアイロンが転がったり落ちたりして、壊れることがあります。

「下になる部分の面積」「アイロンの重心位置」「アイロン本体の形状」などが影響します。
デザイン重視で極端に下がすぼまるように丸いものは、避けたほうが無難でしょう。


:::アイロン面の形状:::
アイロン面の形状もメーカーによって微妙に違います。
先端が細めのもののほうが、細かい部分にアイロンがかけやすいです。


:::持ちやすさ:::
これは重さよりも、取っ手の握り具合です。
太さはもちろんですが、カーブの加減も微妙に違います。
使っていれば慣れる部分ではありますが、人それぞれに好みの感覚があるものです。
グリップ付き(滑り止め)の有無は気にしなくても大丈夫です。


:::例えばどんなアイロン?:::
今はどんなアイロンが人気あるのかを調べると、コードレスを除いて上の条件を満たすものが多かったです。
家庭用だけではなく、プロ仕様もランキングに入っているのは興味深いです。長く使えるものならではでしょう。




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