パタンナーへの道・・・FAQ集

パタンナーになるのに実務経験を積むべきか?学校へ行くべきか?

これは型紙の話しと言うよりは就職相談になると思います。


パタンナーの求人票を見ると「経験者」になっていることがほとんどです。
でもパタンナーとして働いている人でも、生まれた瞬間(赤ちゃん)からパタンナーではありません。
未経験者の時代を経て経験者になるのです。つまり『未経験者への求人は存在する』のです。

一般に流通している求人票(ネット、雑誌等)には、ほとんど登場しません。
では、未経験者への求人は、一体どこにあるのでしょう?
新卒者。つまり学校への求人です。


パタンナーになるのに「実務経験」を積むのが良いと言う方もいます。
実務経験とは何でしょうか?
実際にアパレルメーカーでパタンナーとしての経験を積むという意味です。
パタンナーになれなくて悩んでいるのに、まずパタンナーになりなさい。と言っているのと同じです。
学校へ3年行くことと、パタンナーとして3年勤めた経験は、比べ物にならない程の差があるのは本当です。
ですが、それが出来なくて悩んでいるのではないでしょうか...


実務経験を積む方法として「パタンナーのアシスタント」になる方法があります。
ここで注意して欲しいことがあります。
アシスタントも狭き門ですし、肩書きだけでパタンナーとしての実務をさせてもらえない場合があります。
型紙カットや仕様書書きのみの日々が延々と続き、型紙は一切触らせてもらえない状況ですと、
パタンナーとしての経験にはなりません。
「雑用係」では人が来ないから「アシスタント」の言葉を使っているだけの求人に惑わされないで下さい。

アシスタントからパタンナーになれる会社もありますが、これは人材を育てることに重きを置いている会社であり、
アパレル業界が厳しい現状の今ではかなり少なくなっています。
面接の時に「パタンナーへの移動もある」と言われたとしても、残念ながら確約されたものではありません。
そこの会社でアシスタントからパタンナーになった人が、近い過去に何人いるか?聞いてみるのも良いでしょう。
大昔の話では参考になりません。過去10年くらいの話を聞くべきです。


『実務経験を積む』のと『学校へ行く』を比べた場合は、『実務経験』のほうが有利です。
しかし、未経験者の求人が皆無の状況では、実務経験にこだわり過ぎるよりは、
学校へ行き新卒者への求人で就職活動をするほうが現実的となります。



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